有難うごぜぇ~やす。 これも旦那のおかげでやす!
へい!アッシは旦那がいてのアッシでやんす!
へい!畏まりやした!仕入れときやす!
お目が高い!流石でやんす!旦那には敵いやせん!
またまた御見逸れしやした!流石でやんす!よっ!日本一!
江戸の花形であらせられる旦那は、アッシの憧れでやんす!
太鼓持ち?アッシがですかい?よして下さい!アッシは常に本心でしか語りやせんよぉ~
旦那!御久方ぶりでやんす!御元気そうで何よりでやんす!
旦那ぁ~…。アッシは御三家の旦那方達と仲良くしるから、アッシがアッシで居られるんでやんすよぉ~
旦那ぁ~…。アッシはいつまでも旦那の知っているアッシじゃぁ~ございやせんぜぇ~…
ん?もしやそれは、ミルクか?
ん!?もしやその音は!
そっ!それは!また例の耳掃除というやつか!
そっ!それは!また例の綿棒という代物で、拙者の鼻を穿るつもりか!
致し方がない。立派な親になるべく次に生まる子のためにも、拙者で鍛錬いたせい。
父上殿。今回のオムツの履かせ替えはなかなかの出来であったぞ。
父上殿。次の子を身籠っている母上殿の代わりに、拙者をおぶってくはれぬか?
父上殿。次の世継ぎは、母上殿が身籠っている今の子かも知れませぬぞ。
父上殿。母上殿。赤子ながら、一言提言がございます!
毎度毎度、愛子たてて頂き感謝申し上げるが、もう少し自由にさせてくれぬか?