キレイなことばっかり言うなやぁ~
それ、お前がキレイな人間でいたいだけやろぉ~
通用するかそんな言い分。現実見ろやぁ~
お前大丈夫か?向こうから先に手を出してきたんやぞ。
お前…、なんであいつのカタ持つねん?
どう見たってあいつの方が悪いやろ?
お前、それが言いたいんやったら、事が始まる前に言え。
事が始まった後から「良い・悪い」を言うな。
「良い・悪い」やない。「ある・ない」や。もう始まっとんねん。
お前…、被害を受けた人間の身にもなれよ…
ええか。真剣って言うのはな、真剣でないと応えれん。
人間はな、目も口も嘘つくんや。せやけどな、手だけは心内が出んねん。
お前、鏡見ながらそれを言えるか?他人事やから言えるんとちゃうんか?
お前がどんだけ酷い言葉を人に投げかけても、お前もまた人間やからな。
良くも悪くも、心に思っている事は何かの端々に出てくるんや。
簡単や。お前がお前で在りたかったら、お前はお前を裏切るな。
お前も人には言えん辛い出来事ぐらいあるやろ。それが大切なんや。
人間が人間でいられるんはな、人間が人間を思うからや。
差異が人を隔てるんやない。差異を乗り越えるから人で居られ続けんねん。
お前、自分を信用してへんから人間が怖いんやろ。